本の教科書と、ノートを使うことについて

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 学校でタブレットが配られているところもあります。お知らせやテストの結果など、紙のプリントではなくて、全てタブレットに収まっているので、かさばらず、バラバラにならず、整理をする必要がないので便利ですね。

教科書が電子化したり、タブレットにノートを書き込んだりしたら、便利だと思いませんか?実際に「教育のデジタル化」が進めている学校もあるようです。

一方、NHKで「進む教育のデジタル化 普及率9割超 効果の一方 想定外の事態も」というニュースがありました。学校の授業でタブレットを使うようになって、手を使ってきれいな文字が書けなくなったなど、デジタル化で起こった問題を取り上げていました。

勉強

どのようなことも、いい面と悪い面があり、簡単には評価はできません。ですが、「今のところは」と限定をするならば、中学生や高校生の皆さんは、紙の教科書とノートを使った方がよいというのが考えです。

紙の教科書のよい点は、一覧性があるということです。どこのページに目的のことが書いてあるのか。ページのどの部分を参照すればよいか。わかりやすい。ノートのよいところは、自分で自由にかけることです。自分自身でどこに、何を、どのように書くかがやりやすい。どちらも、操作についてストレスがありません。「何ページを開きたいのに、なかなかめくれない」「自分が書きたいところに書けない」ということがないのです。

教科書や参考書を作っている出版社も、デジタル化のいいところは十分に研究をしています。最近のテキストなどにはQRコードが印刷されていて、英語であれば発音が聞けたり、社会や理科であれば参照する資料が見られたりします。そうして、メリットを取り入れているのですね。

実は、教科書や参考書の情報をどのように受け取り、ノートにどのようにまとめるかも勉強の一部なのです。

もちろん、電子辞書を使うことや、参考図書を電子化したテキストで持ち歩くことなど、便利なことは取り入れるべきですが、基本は紙の教科書とノートの方が、勉強が進むと思います。

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