高校生の文理選択と共通テスト利用入試

東京・吉祥寺の個別指導の学習塾、教室アルファです。

「高校生の文理選択はどうするか?文系と理系の考え方」という記事の補足になります。

高校生の文理選択で悩むポイントは、いくつかありますね。そもそも好きかどうか。学校や受験勉強について行けるか。そして希望する大学に進学できるか、などです。そして、最も気になるのが、大学受験についてでしょう。

高校2年生で、進学先を私立大学に決定した場合、受験の科目が3教科になることが多いです。

学校の教室

学校も、指導要領に従いつつ、受験で必須科目でない教科よりも、必須の教科に重きを置いて、演習の授業を設けるなど、受験を見据えた内容とするところもあります。

一方で、ここ数年は、大学の入学試験について、いろいろな改革や変更が多いです。改革や変更の内容を調べておいて、科目履修の参考にしないと、高校で授業を取っていない教科が入試科目になっているなどという事態になってしまいます。

例えば、共通テスト利用入試があります。1月にある、大学入試共通テストの点数で合否を図る、いわゆる「共テ利用」です。大学独自の入学試験は受けずに、共通テストが本番になります。

早稲田大学だと、共テ利用が出来るほとんどの学部で、5科目が課せられます。文系ですと、数学と理科が必須。ですから、国公立大学志望で、5科目を学んでいる人はよいのですが、最初から3科目受験のつもりで科目を少なくしていると、共テ利用は出来ません。ましてや、高校3年間で、1年間は高校の授業で習っていても、1年間は受験演習などをやっていない場合は、独学での対応は難しい。

慶應義塾大学は、そもそも共テ利用がありません。一般入試一本勝負です。

早くから文理選択、国公立か私立志望かを選択する高校もあります。大学を見据えて科目を選ぶことが必要です。

そうはいっても、まだ先のこと。なかなかイメージしにくいと思います。そんなときは、先生たちに聞いてみたり、相談の機会を活用してください。教室アルファは個別指導ですから、授業中でも、時間を改めても大丈夫。気軽に相談してください。

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うっかりミスを防止するために、問題を解く時に、音読をすることについて

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突然ですが、うっかりミス、していませんか?テストの復習をしていて、なぜか今になって正解がわかる、逆に自分が答えた回答が間違っているかがわかるなど、そんな人はいませんか?

授業をする時に、時々お話をすることがあります。知っている人は、またかと思うでしょうが、まあ、読み進めてください。

第1問、次の5つの記述の中で、誤っているものを1つ選べ。第2問、次の5つの記述の中で、誤っているものを1つ選べ。第3問、次の5つの記述の中で、誤っているものを1つ選べ。第4問、次の5つの記述の中で、誤っているものを1つ選べ。第5問、次の5つの記述の中で、正しい者を1つ選べ。

どうですか?第5問の指示を読めましたか?

問題

問題の指示や前提などを見落とすと、全く違う解答を導くことになります。注意する方法はいろいろありますが、どうしてもうっかりミスが出てしまう人は、音読をおすすめします。問題文を、声に出して読むのです。

声に出すことにより、目で文章を確認して、脳みそで判断をして、口を動かし、声に出すというプロセスが生まれます。さっと目を動かして「読んでしまう」よりも、より内容が頭に入ってきます。

もちろん、このやり方は、学校の授業中やテストでは使えません。ですが、目で読んで見落としてしまう人は、目を動かしながらも、問題をきちんと把握をする練習の1つです。

うっかりミスはもったいないです。ミスをしないように、自分の頭の使い方のクセを直しましょう。

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大学受験の過去問(赤本)に、どう取り組むか

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大学共通テストまで、あと84日。都立高校の一般入試まで、あと119日となりました。

この時期になると、「過去問にどう取り組むか」と悩む人が多いです。特に大学入試の場合は、大学共通テストと、国公立の場合は2次試験、私立の場合は大学独自の入試と、取り組むべき過去問が多いですから、どの様に取り組むかは問題ですね。

先輩からの贈り物

「それは先生、年ごとに取り組むのでしょう?」と考える人もいると思いますが、それだけではありません。出題傾向を見ながら。一通り過去問をやってみて、間違えたところを。模擬試験で自分が苦手にしている範囲について。一口に「過去問をやる」といっても、いろいろな切り口があるのです。

そして、脳みその使い方も大切です。過去に行われた実際の問題ですから、緊張感を持って問題を解きますね。気力も体力もつかれると思います。

例えば、過去5年分をやるとして、私立大学でしたら3教科ですから、15回。1回1時間で、採点と間違えたところの確認や解き直しをして2時間。そうすると、単純計算で、過去5年分で45時間かかります。いったん解いて、もういちど解き直しをするのであれば、その倍です。1日3時間で1科目ならば1ヶ月、1日6時間2科目でも、半月。加えて、大学共通テストの過去問もやる必要があります。

ですから、「どう取り組むか」はもちろんですが、「どう時間を使うか」も大切になります。

そのためにも、過去問を解く中で、理解が足りなかったところの復習には、今まで使ってきた問題集や参考書、自分で作ってきたノートを活用しましょう。いまから新しい問題集を手に取るのではなく、既に使ったものを見直すのです。

過去問をやると「あれも出来ていない」「これも覚えていなかった」と精神的に追い込まれがちです。教室アルファの授業で、過去問の取り組み状況を報告してください。講師の力と経験を使うことが、「どう時間を使うか」の最大のポイントです。

教室アルファで学んでいる皆さんであれば当然のことですが、過去問も今までの勉強と同じです。質問に、躊躇も、遠慮も、いりません。

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