教室アルファの、古い(!)参考書について

東京・吉祥寺の個別指導の学習塾、教室アルファです。

教室アルファには、参考書や問題集があります。OBやOGが勧めてくれて、実際に手に取ってじっくり読んでみて、買うときの参考にしたり。書店で問題を解いて、解説を読んで自分にわかりやすいかどうかは試すことができませんからね。もちろん、教室アルファの講師陣がおすすめのものもあったりします。

そして、古い参考書や問題集も多いです。中には、20年以上前のものや、もう絶版になって手に入らないものもあります。

なぜ、それらを取ってあるのか。理由の1つは、次の画像を見てもらえればわかります。

国語便覧(第一学習社)。画像の一部を加工しています。
国語便覧(第一学習社)。画像の一部を加工しています。

同じ会社が出している、国語便覧の、島崎藤村のページを比較してみました。上が古いもの、下が新しいものです。オレンジ色で隠しているのは、年表です。新しいものは、古いものに比べて、3分の1くらいになっていることがわかります。一概には言えませんが、人物の年表について、研究が進んで新しい資料が見つかったり、今までの解釈が変わったりすることはあまり考えられません。単純に、短くなっているのだと考えられます。

もちろん、出版社として「何を載せるか。何を載せないのか」は大切なことです。短くなった代わりに、他の作家のことが書かれていたりなど。全体では、便覧の面白さは変わらないどころか、現代にアップデートされている新しいものは、やっぱり面白い。

では、なぜ古い方には書かれていて、新しい方では省略された項目があるのか。時代による解釈や教える内容の違いはあるでしょう。実際に古い方に書かれていて、新しい方に書かれていないことは、比べてみるとあまり学習には関係がないかな、と思われることもありました。

島崎藤村の年表が空欄になっていて、何年に何がありましたかという問題が出ることはないでしょう。ですが、読んでみると作家の人生が垣間見えて、それだけでも面白かったりするものです。

古い参考書や問題集だからといって、内容が古くなることはありません。ですから、教室アルファはできるだけ生徒の皆さんにとってもらえるようにしているのです。勉強の合間の、脳ミソの休憩に役立ててください。

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藤村女子中学・高等学校が共学化します

東京・吉祥寺の個別指導の学習塾、教室アルファです。

同じ吉祥寺にある、私立の藤村女子中学・高等学校が2027年度より共学化するとのことです。名前も、吉祥寺湧水中学校・高等学校に変更するとのこと。

教室アルファにもOGがいます。繁華街の吉祥寺にあるのに、徒歩圏内で学校がある。環境から考えて校舎の周りには落ち着いた雰囲気が出ています。運動部が盛んな学校で、文化祭などはとっても元気で賑やかです。

女子大が共学化を計画していたり、または規模を縮小するなどいろいろと動きがある中、女子校も共学化を検討しているところがいくつかあります。藤村女子も、そんな学校の1つでした。

一般論ですが、共学化をすると人気も偏差値も上がることが多いです。もともと、それらを狙って共学化するのでその通りなのですが、狙い通りになることが多い。最近共学化をした学校も、初年度の人気を受けて、共学化2年目も高い倍率が予想されています。

 教室アルファでは、「受験においては倍率は関係が無い」と言っています。

ですが、急に人気が上がって倍率も上がる場合は、例外です。短い期間の傾向や他の受験校の受験日について、併願するであろう学校についてなど、考えるポイントが出てきます。

藤村女子に限らず、共学化が発表されると、人気や偏差値が変わることがほとんどです。その場合は、傾向と対策を考える必要があります。女子校や男子校への進学を考えている人は、共学化が検討されていないかをあらかじめ知っておくと安心でしょう。

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「高校無償化」という言い方のワナについて

東京・吉祥寺の個別指導の学習塾、教室アルファです。

今回のブログは、2025年10月時点での、保護者の皆さまに向けてのものとなります。

様々な媒体で「高校無償化」がニュースになっています。特に2026年度からは、制度の制限などが撤廃されるため、「対象が広がる」と報道をしている媒体もあるようです。

これらの報道については、2点注意が必要です。

まず、1点目ですが、この制度は、正確には、高等学校等就学支援金制度や高等学校等就学支援金という名前の事業です。「高校無償化制度」ではありません。制度が複雑で、東京都などは独自に支援をしていることもあり、直接当てはまらないことがありますが、大まかにいうと「学校が保護者に代わって支援金を受け取る制度」ですので、保護者の皆さまに何らかの給付があるものではありません。

例えば、いったん支払った高校の授業料が、保護者の皆さまが申請することにより、戻ってくるという制度では無いということです(但し、後ほど言及しますが、様々な補完する事業もありますので、あくまでも今現在の一般論としてお考えください)。

大学のキャンパス

そして2点目ですが、例外があります。一番わかりやすいのが入学金と修学旅行のお金です。他にも教材費(教科書代)や学校設備についての負担金なども例外です。

「高校無償化」や「高校授業料無償化」と報道することや、制度の内容などの是非は述べません。ですが、勘違いしやすいので注意が必要です。

例えば、学校を比べると入学金の金額に差があったり、修学旅行の行き先が国内だったり海外だったりするでしょう。部活に熱心な学校だと、合宿やどこかに出かけての遠征などがあるかもしれません。学習に力を入れていたら、学校で特別講習が行われたりすることもあります。制服がある場合は、それらも対象外です。

教室アルファの皆さんは、東京都にある学校に通っていることがほとんどですが、自治体によって別の制度があったり、補完する仕組みがありますので、お調べになることをおすすめ致します。

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