大学受験の過去問(赤本)に、どう取り組むか
東京・吉祥寺の個別指導の学習塾、教室アルファです。
大学共通テストまで、あと84日。都立高校の一般入試まで、あと119日となりました。
この時期になると、「過去問にどう取り組むか」と悩む人が多いです。特に大学入試の場合は、大学共通テストと、国公立の場合は2次試験、私立の場合は大学独自の入試と、取り組むべき過去問が多いですから、どの様に取り組むかは問題ですね。

「それは先生、年ごとに取り組むのでしょう?」と考える人もいると思いますが、それだけではありません。出題傾向を見ながら。一通り過去問をやってみて、間違えたところを。模擬試験で自分が苦手にしている範囲について。一口に「過去問をやる」といっても、いろいろな切り口があるのです。
そして、脳みその使い方も大切です。過去に行われた実際の問題ですから、緊張感を持って問題を解きますね。気力も体力もつかれると思います。
例えば、過去5年分をやるとして、私立大学でしたら3教科ですから、15回。1回1時間で、採点と間違えたところの確認や解き直しをして2時間。そうすると、単純計算で、過去5年分で45時間かかります。いったん解いて、もういちど解き直しをするのであれば、その倍です。1日3時間で1科目ならば1ヶ月、1日6時間2科目でも、半月。加えて、大学共通テストの過去問もやる必要があります。
ですから、「どう取り組むか」はもちろんですが、「どう時間を使うか」も大切になります。
そのためにも、過去問を解く中で、理解が足りなかったところの復習には、今まで使ってきた問題集や参考書、自分で作ってきたノートを活用しましょう。いまから新しい問題集を手に取るのではなく、既に使ったものを見直すのです。
過去問をやると「あれも出来ていない」「これも覚えていなかった」と精神的に追い込まれがちです。教室アルファの授業で、過去問の取り組み状況を報告してください。講師の力と経験を使うことが、「どう時間を使うか」の最大のポイントです。
教室アルファで学んでいる皆さんであれば当然のことですが、過去問も今までの勉強と同じです。質問に、躊躇も、遠慮も、いりません。
個別指導をする東京・吉祥寺の学習塾・個別指導専門教室アルファ
教室アルファに置いてある辞書と、辞書を使うということ
東京・吉祥寺の個別指導の学習塾、教室アルファです。
最近、「IT先進国であるスウェーデンが、ICTを使った教育から、紙の教科書と鉛筆をつかった教育に戻っている」という報道がありました。
この考えについては、実際の学習の効果や成績、タブレットなどが教育に与える効果や影響など、まだまだ調べて分析をしなければならないことがたくさんあるので、一口によい、悪いとはいえません。
なので、この機会に、なぜアルファが本の辞書を置いているのか。授業中に使っているのかを、改めて説明しようと思います。

教室アルファでは、英語の辞書は、生徒の皆さんがすぐに手に取れるところに置いてあります。授業中に講師が引いたり、生徒の皆さんが使ったりします。授業によっては、講師から生徒の皆さんへ、「辞書を引いてみて」ということもありますね。
電子辞書の方が、早く調べられるのに、なぜわざわざ本の辞書を使うのか?その理由は次の通りです。英和辞典を例にして説明しましょう。
1.解説の全体を把握することが出来る
簡単な単語の場合、意味がたくさんあったり、品詞が違ったりします。liveは簡単な単語ですが、自動詞、他動詞、形容詞、副詞でそれぞれ意味が違いますね。電子辞書ですと、スクロールしないと全体がわかりませんが、紙の辞書ですと(場合により、ページをめくらなくてはなりませんが)一目でわかります。
解説の全体を一目で見ることが出来、そこから絞り込める訳です。電子辞書の小さい画面ですと、福島でたどり着かなくて、調べたけれどもわからない、ということがあり得るかも知れません。
2.複数の意味を比較検討できる
前に書いた1.と同じ様なことですが、「意味1、意味2、意味3、意味4」を紙面からピックアップして、どの訳が一番適切かということがやりやすい。
3.前後の単語も、目にすることが出来る
liveを調べていて、少し目をさきにやるとlivingという単語を見つけるなど、派生した単語や意味を一緒に学ぶことが出来る。
一刻も早く正解にたどり着きたい人にとっては、まどろっこしいことこの上ない紙の辞書ですが、こういういいところもあります。そしてこの余裕が、学習を面白くするのです。
一方で、紙の辞書が電子辞書に絶対に勝てないこともあります。それは、発音と百科事典的な使い方です。
発音はいうまでもありませんね。電子自助では、ネイティブスピーカーの正確な発音を聞くことができます。また、お花や動物など、単語をよりイメージしやすいイラストや写真を見せてくれるのも、電子辞書ならではですね。
こんな理由から、アルファでは、出来るだけ授業中に辞書を引いてもらいたいと考えているのです。ぜひ、面倒だな、と思わずに、手に取って使って下さい。
そして、紙の辞書を薦める最大の理由は、授業の時にお話ししましょう。お楽しみに。
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高校生の文理選択はどうするか?文系と理系の考え方
東京・吉祥寺の個別指導の学習塾、教室アルファです。
高校生になると、文系か理系か、どちらの勉強をやっていくかの選択をする必要があります。早い人では高校1年生から。つまり、高校2年生の授業から、文系と理系に分かれるのです。

文系を選ぶと、概ね社会2教科、理科1教科から履修する教科を選びます。数学は学校や進路にもよりますが、基礎的な内容を主に勉強をします。理系を選ぶと、逆に理科2教科、社会1教科から選ぶことが多いです。学校のカリキュラムによっては、文系だと数学の授業がなかったり(その分、英語の演習などの時間が増えます)、理系だと国語や社会が基礎的な内容になったり(なので、社会の授業を取っているからといって、文系の大学を受験するには、レベルが違うことがあります)と、授業の選択肢が変わってきますので、カリキュラムをよく確認しましょう。
文理の選択については、特に、数学がポイントになるようです。簡単に言うと、数学が好き・または出来るのであれば理系。苦手であれば文系といったようにです。
ですが、この考え方には注意が必要です。例えば、早稲田大学の政治経済学部は、文系の学部ですが、入試の時に数学のテストを受けることが必須となりました。また、大学によっては文系の学部であっても、国語と英語は必須。後1科目を、社会と数学から選べるところもあります。文系だから、数学に力を入れるよりも、社会にという考えは、特に最近変わってきています。
理系だと、通常では理科は物理と化学を選択することが多いです。ですが、どちらかが苦手だと、受験する学部が決まってしまうことが多い。物理工学を勉強したいのだけれども、化学の方がテストの成績がよい場合、悩むこととなります。また数IIで微分積分の理解が不足すると、物理が苦手になってしまうことも。科目に関連性があることが、利点になったり足を引っ張ったりすることになります。
では、何を基準に選ぶか?大学で勉強をしたいことや、将来の夢から逆算するとよいでしょう。
例えば、金融に興味があるなら経済学部ですが、経済学部は文系に分類されます。ですが、数学が必要なのはイメージ出来ると思います。医学に興味があるなら、倫理を学ぶことは必要でしょう。
ですが、なかなかイメージしにくいかもしれませんね。そんなときは、先生たちに聞いてみたり、相談の機会を活用してください。個別指導の教室アルファですから、皆さんの悩みや都合に合わせてお話をします。いつでも待っています!
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